中禅寺チェックポイント
- 五大明王
- 所願成就の梵鐘
- 石段護摩
- 立木観音
- 身代わり瘤
中禅寺について
中禅寺湖畔、歌ヶ浜にあり西暦784年日光開山勝道上人により創建されました。
霊峰男体山頂を極めて、その宿願を達した上人は、湖上に示現し給う千手観音を桂の立木に手刻したので、立木観音と称され、中禅寺本尊として奉祀されました。
歌ヶ浜は、中禅寺湖と男体山の景観もすぐれ、伝説に天女歌舞を奏したところといいます。
往古より入峯修験の地と知られ、坂東三十三ヶ所観音霊場の十八番札所として有名です。
中禅寺案内図
中禅寺のすぐ前には大駐車場がありますので、駐車に困ることはなさそうです。
中禅寺仁王門
仁王門の左側にある駐車場は拝観者専用です。
仁王門手前左側に拝観券交付所があります。拝観できる時間は時期により多少異なっていますので注意が必要です。
中禅寺鐘楼
諸願成就の梵鐘
この鐘は諸願成就の梵鐘といいます。
一つ撞いては父母先祖有緣無縁供養のため
二つ撞いては延命福寿のため
三つ以上は願の数々とむかしからいい伝えられた有名な鐘です。
すでに参拝された皆様の御先代又は知巳の方々もきっとご自身で撞かれ青く澄みわたった湖上を流れ行 き、山峡に余韻を引いたこの鐘に数々の願いを籠められたことでしょう。
延命水
鐘楼の反対側に延命水があります。
不動明王坐像・護摩壇
正面には、本尊である不動明王坐像がまつられています。 石造りの鳥居と四方の石柱で結界とし、 中心の苔むした塚の下には山伏が火を焚いて行う「採燈護摩」という修行で使われた丸い「石造の護摩炉」が据えられています。日光山にはこの形式の護摩壇が三基現存しており、近世の常設壇としては全国でも他に例のない大変珍しいものだそうです。
身代わり瘤
この瘤は皆様の病気を身代わりになって出来たこぶだそうです。
中禅寺観音堂
このお堂の内部には「千手観音」の立像が祀られています。
今を遡 1250年余りの昔(天平神護2年・766)に、人々の救済のため、日光山を「観音様の浄土」と信じて開かれた勝道上人(735-817) という修行僧が、桂の生きた立木から彫り出したことから、 立木観音と呼ばれます。日光山で最も古い仏像で、国の重要文化財に指定されています。
この立木観音は、すべての人々の願いを聞き、人々の苦しみをとり除く、慈悲救済の仏として多くの人々から信仰されています。観音堂の奥は高台に建つ五大堂につながっており、 五大堂からは男体山と中禅寺湖の大パノラマを望むことができます。
観音堂正面には、坂東第十八番札所の扁額が掲げられています。
波之利大黒堂
「はしりだいこくてん」と読みます。中禅寺湖がそばにあるので「なみのりだいこくてん」と読んでしまいました(>_<)
奈良朝の昔、日光開山勝道上人が自分が山頂を極めなければ菩薩に届かないと、勇猛心の発願によって、初めて中禅寺湖畔まで登攀、幾度か男体山頂を極めようとしましたが、果たすことができませんでした。草庵にて端座祈念した時、上人の不撓不屈の精進心を感応攝受、湖上に大黒天が出現し「吾れ汝を外護せん」と告られその御守護により山頂を極めることができ、日光開山の偉業を成就できたました。その奇瑞に感激し大黒天の尊像を刻まれてお祀りしたのが、この波之利大黒天の由来でだそうです。 この大黒天はよく諸人の苦厄を救ってくださり、特に事業成就、道中安全、開運の尊天とし別には安産、足止め、盗難除けの守護天として全国的に尊崇されています。
五大堂
五大明王が祀られています。
五大堂からの景色です。
愛染堂
愛染堂のそばには、愛染かつらの木が聳えています。
また、愛染堂の隣には加山雄三の「君といつまでも」の歌碑が建てられています。
御朱印
宝印 梵字キリク本尊千手観音の種子と
福聚海無量の文字
墨書 奉拝 日光山 立木大悲殿 中禅寺
こちらの寺院から巡礼を始めましたので、発願の印が押されています。
寺院情報
宗派 | 天台宗 |
山号 | 日光山 |
寺院名 | 中禅寺(立木観音) |
御本尊 | 十一面千手観音菩薩 |
御真言 | オン・マカ・キャロニキャ・ソワカ |
御詠歌 | 中禅寺 のぼりて拝む みずうみの うたの浜路に たつは白波 |
公式HP | https://www.rinnoji.or.jp/history/temple/chuzenji/ |
住所 | 栃木県日光市中禅寺歌ケ浜2578 |
電話 | 0288-55-0013 |
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