夕日とドラッグスター

スフィアライト ライジングα

 ドラッグスター250のヘッドライトはあまり明るくないので、最近流行りのLED化に挑戦してみました。今より明るくなれば、ツーリングの帰りに暗くなっても快適に走ることができます。

LEDバルブ販売メーカー探し

 アマゾンなどでledバルブはたくさん販売されています。価格が安いのはほとんど中国製のようですが、レビューを読むとどの商品も何件かは悪いコメントが書かれています。最初は爆光等キャッチコピーにつられて買おうかと思いましたが、万一粗悪品にでもあたり夜間走行中に急に切れたりでもしたら・・・
そんなことを想像したら、やはり国内メーカーや有名メーカーにしておくのが安心かなと考え、そういったLEDバルブを探すことにしました。

 国内メーカーや有名どころでLEDバルブを販売しているのは
・PIAA
・デイトナ
・スフィアライト
・サインハウス

価格を見るとどれも結構いい値段です。
手軽に買える感じではないのですが、割とおすすめで評価されているのがスフィアライトのライジング2でした。明るさは2400ルーメンとのことですが、アマゾンでの販売価格は15000円台です。
国産でもう少し安いのが無いかと調べていたら同じメーカー・スフィアライトからライジングアルファというのが廉価版として発売されていました。
 ヤフオクなどでたまにライジング2が中古として半額くらいで出たりしていて買おうか迷ったのですが、中古だとどの程度使用したのかわからないこともあり新品のライジングアルファを購入することに決めました。

ライジングαアルファの仕様

ライジングαパッケージ表

ライジングαの仕様ですが、消費電力は12wでDC12V(マイナスコモン車専用)です。
ここでドラッグスターはマイナスコモン車なのか? という疑問ができてしまい、調べたところドラッグスターでこの製品を利用された方がいましたのでマイナスコモン車であっているようです。マイナスコモン等についてはこちらのサイトが参考になりました。

ライジングαパッケージ裏

明るさは1800ルーメンでハロゲン比で2倍とのこと。
保証はお買い上げ日より2年間とのことです。
寿命は20000時間 
基本的にバイクに乗るのは週末1日なので52週×10時間=520時間/年ですから 
計算上は38年使えることになります。
耐振20G
6000K(ホワイト) 
 スポーツ・スクーター・ストリートバイク向け
4500k(サンホワイト)
 アメリカン・ツアラー・オフロードバイク向け

 ドラッグスターはアメリカンですが、白く明るいライトにしたくて6000kにしようか迷いました。しかしledは光の特性上、白い光は雨天時の雨粒に反射して見づらいそうです。
基本的に雨の日には乗らないように考えているのですが、夏場の突然の雷雨などに襲われることを考えると4500kにしておくのが無難かなと考え、4500kタイプを購入することにしました。

車用のライジングαとは少し違うぞ

 車用のライジングαにはライジング2に備わっているアシストハイビームが付いていますが、バイク用には付いていません。また、車用にはノイズ対策されている表記がありますがバイク用にはありません。
一方バイク用には車用には無い耐振20Gとなっています。

ドラッグスターに装着結果

 ドラッグスターのハロゲンバルブはH4型ですが、アマゾンでドラッグスターユーザー(VG02Jで同じタイプ)のレビューにライジング2購入者がいました。
この方は取り付けた後、動作確認をしたところHi/Loの切り替えが逆になったとあります。つまり通常がハイビーム状態で普段のハイビームにするとロービームになるとのことでした。
対応バイクにはドラッグスターは適応とありますがVG02Jではなくその後に発売されていたVG05Jになっています。
おそらく製造時期の違いでそういった仕様になったのかなと理解しました。
レビューした方の対策方法はカプラーからhiのプラグとloのプラグを抜いて入れ替えるだけと書かれていました。
そこで取り付け時にはこの方のように入れ替える必要があるのだろうと思いました。

ライトの裏側

先ずヘッドライトを外して(外し方は4時方向と8時方向くらいについているねじ2か所を外し、一番上部のひっかけを外す)カプラーを外します。

h4のバルブを外す

次に中央部のゴムキャップを外し、赤丸部分の金属のピンがひっかけてあるのを外すとハロゲンバルブが取り出せます。

外せたらLEDバルブを装着します。
このとき3か所の突起部分が装着位置に合うようにセットします。
ハロゲンバルブと比較すると本体が金属でがっちりしているためかライジングαは重さを感じます。

h4のカプラー部分

 次に、カプラーのプラグの入れ替えですが、写真の緑と黄色のプラグのことでしょうね。
ところが、このプラグの蓋がなかなか開かず一苦労です。やっとのことで開けられたら、今度はプラグが簡単に抜けません。
夜の作業だったため、プラグの交換はとりあえずあきらめ、どんな感じになるのか装着し、ライトを戻し点灯してみることにしました。

えっ!

そのまま装着したら、ハイビームとロービームは正常に作動しました。
ハイビームはちゃんと上方向を・ロービームは下方向に光があたっていました。

プラグを入れ替えてたら逆におかしくなっていたようです。
どういうこと???

アマゾンにレビューしていた人のドラッグスターが特別なものか、それとも年式によって違いがあるのか

この辺りは不明ですが、ドラッグスターでライジングαに変えるときは先ずそのまま取り付けてみましょう。

ハロゲンとライジングαの比較テスト1

明るさはハロゲンの2倍とのことで期待して比較してみました。
ライトの光はハロゲンランプの光と比べてだいぶ白く感じました。4500kでこんなに白く感じたのですから6000kだともっと白いということになります。

まずハロゲンライトのロービームです。

ハロゲンライトのロービーム
ハロゲンライトのロービーム

次にLEDライトのロービームです。

LEDライトのロービーム
LEDライトのロービーム

同じくらいの時刻にするためledの撮影は2日後です。
カメラのホワイトバランスが効いてしまったのか、見た目より黄色く映ってしまいました。
明るさは、というと2倍??? 程明るいという感じではありませんでしたが、光の白さは感じました。
また、光が当たる範囲はLEDにしたら広がった感じはあります。ここでの比較では光軸については問題ないように感じます。(素人判断)

次にハロゲンライトのハイビームです。

ハロゲンライトのハイビーム

次にLEDライトのハイビームです。

LEDライトのハイビーム

ここまでの比較を見る限りでは、驚くほどの違いを感じません。

ハロゲンとライジングαの比較テスト2

次は道路での比較です。

まずハロゲンライトのロービームです。

ハロゲンライトのロービーム

次にLEDライトのロービームです。

LEDライトのロービーム

こちらでの比較ですが、だいたい同じ位置から撮影したつもりですが、光の集まっている位置を見ますと、明るい部分が少し奥になっています。撮影した位置が違っていたのか、それともLEDライトの方のロービームはやや遠くを照らしているのかどちらでしょうか。

光の色の感じとしては、この写真は実際目で見た感じに近い状態です。
LEDの方が光は白く広範囲を照らしている感じです。

次にハロゲンライトのハイビームです。

ハロゲンライトのハイビーム

次にLEDライトのハイビームです。

LEDライトのハイビーム

ライジングαのハイビームにはアシストはついてないのですが、ハロゲンの手前側と比べLEDの方がより明るい感じになっているような気がします。

ライジングアルファに変えてみて

 他社のLEDバルブを使用したことが無いのでわかりませんが、比較テスト2を見比べていただくとわかるようにスフィアライトのライジングαのLEDバルブは両面にLEDが配置されているため、光のビームが2つになっています。ハロゲンランプは1つなので1つの光です。その為かLEDランプの方が広範囲を照らせるようになっているのかもしれません。

LED装着ドラッグスター

 ハロゲンヘッドライトからライジングαのLEDヘッドライトに変えてみて、2倍の明るさかどうかはよくわからないけど、色味が変わったこともあり明るくなった感じはします。
今後他のバイクと並んだり、今後走っている中で明るさを感じることがあるかもしれません。

変えたことによる不満は特にありません。まだ夜間走行をそれほどしていないということもありますが、仕様にある通り20000時間LEDが持ちこたえてくれればいうことなしです。
(週末に10時間乗っても年間52週で520時間 10年使ってもだいたい5000時間ですから約40年)

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