冬場のバイク運転は寒くてつらいですね。特に手の指先が冷たくなり苦痛です。そのため冬場にバイクに乗ることが少なくなるのですが、この際電熱グローブを購入してみようと、ネットショップで商品を探しました。
アマゾンなどには、低価格の電熱グローブがいくつか紹介されています。初めてですからとりあえず安いものでどんな感じかお試しのつもりで購入しようかと考えていました。
価格は3000円くらいのものから1万円前後までと幅がありすぎて、判断にはレビューを参考にするしかないかと。
☆5と☆4の評価を足しても50%に満たないものは、心配ですので対象外に。
バッテリーの不具合などのレビューも見かけるため、どうせ購入するならやはり良いものにしようと考え、バイク用品を販売するタイチの製品にしようと決めました。
RST656 | e-HEATグローブ
タイチのe-HEATグローブは3種類あるのですが、RST654が定価24200円 RST655が定価21780円 RST656が定価17600円 と結構お高い。電源はバイクのバッテリーから車両バッテリー接続ケーブルで利用する方法とモバイルバッテリーを使う方法がありますが、配線など取り回しが面倒なのでモバイルバッテリーにしようと考えました。しかしバッテリーは別売りです。RSP064の充電器&バッテリー2個セットが14080円です。
電熱グローブとバッテリーを一緒にすると、定価で31680円~38280円しますので、一番安いタイプにしました。

電熱グローブの使い方
モバイルバッテリーは、充電に5時間かかるそうですのであらかじめ充電しておきます。
グローブの手元(内側の下)にあるファスナーを開けると接続コードがありますので、バッテリーの接続口に差し込み、ファスナー内部のポケットにバッテリーをいれます。
このポケットには余りスペースがないため、入れるのにちょっと苦労しました。
この商品のレビューでコードが切れかかっているなどのコメントを見たことがあったので、無理に押し込むようなことはせずおさまりのいい状態を探しました。(縦長に入れるとうまく入りました)
電源スイッチ
電源の入り切りは甲の部分にある矢の羽のようなデザインのボタンです。
電源を入れたり、切ったりは約2秒の長押しです。
発熱のレベル切り替えは、ボタンを押すごとに切り替わります。
持続時間
赤ランプのハイパワー 約3.5時間
黄ランプのノーマル 約4.5時間
緑ランプのエコノミー 約7時間
バッテリー残量
バッテリーは電源を入れたとき、点滅ランプの色によって残量を知ることができるようになっています。(これ便利です)
赤ランプ 約40%~0%
黄ランプ 約60%~30%
緑ランプ 約100%~50%

使用した感想
使用した感想ですが、まず使う状態や感覚など利用する環境が同じということではないと思われるので、私の感じたことの記事として、ご理解下さい。
試用条件
・場所 北関東
・時刻 午後3時から4時くらい
・天気 晴れ
・気温 日中最高気温 約8度
・風速 6m~7m 北西の風
・バイクのハンドル部分にナックルガード(風よけ装着あり)
今までは風除けとして秋から冬はナックルガードを装着して走らせているのですが、どうしても巻き込む風が指先等にあたり、走っているうちに指先や手がどんどん冷たくなっていました。
今回使った日は風が結構強く、走っていても北西の風にあおられるような状態でした。
電源を入れて、初めはハイパワー、途中でノーマル、さらにエコノミー、最後にもう一度ノーマルを信号待ちのタイミングで切り替えて実験してみました。
ハイパワー
電源を入れると、比較的早く温かさを感じはじめます。
指先と甲の部分のヒーターが発熱し、寒さはみじんも感じません。
これ本当に温かいです。
どなたかのレビューに期待ほどではなかった、という内容を見たことがあったので、がっかりしないように覚悟していたのですが、この温かさなら冬のバイクも快適です。
ノーマル
信号待ちでノーマルモードに切り替えました。
先ほどまでの温かさはなくなっていくのを感じました。
但し、指先が冷たくなるということはありません。
春や秋の普通グローブを使用しているときに近い状態の感覚です。
ちょうど冷たくなる寒さと温めているヒーターの能力が同じくらいなのかもしれません。
この状態ならば気温がどんどん下がるようなことでもない限り、そのまま走行できます。
エコノミー
次に一番持続時間のあるエコノミーにして走行してみました。
こちらのモードに切り替えて、少ししてから指先にやや冷たさを感じてきました。
通常のグローブの冷たさほどにはなりませんが、温かさはまったく感じません。
この日は風がものすごく強かったせいもあるのでしょうが、エコノミーの状態で長く走るのは少しつらい感じでした。
ノーマル
最後にもう一度ノーマルにして、エコノミーとの違いを感じることができるか試してみました。
切り替えてからは、指先の冷たさは感じなくなりました。
先ほど冷たく感じてしまっていたせいか、今度はエコノミーでも指先にほんのり温かさを感じることがありました。
それなりに、発熱しているということでしょう。
結果
利用時の気象条件等によって、快適に走れるモードを使い分けるのが、良いと思いました。
朝夕の寒い時間帯はハイパワー、日中はエコノミーとか。
今回は、太陽が沈む前の状態で使用テストしましたが、日が落ちて寒くなっていく場合もう少し違う感じ方になると予想されます。
その場合は、ハイパワーでも温かさを感じなくなるのか?
いずれ、出かけたときに実証し、追記したいと思います。
ご参考まで
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