札所26番 大雄院(桐生観音)

大雄院三重塔

境内案内図

大雄院境内案内図

山門

大雄院山門
山門四天王

山門は、記録によると寛保三年(1743) 大雄院六世の網州規範和尚の代に、中里新左衛門の一寄進金百両を基金として建立されました。構造は三間一戸の楼門。 屋根は入母屋造りで、現在は銅板葺となっています。柱は円柱、大面取柱、角柱の三種類から成り、用材はケヤキです。それぞれ礎石の礎盤はコンクリートに変えられ、四本の円柱の頭部には、象鼻が施されています。

山門の正面・背面の左右上段には、獅子頭、天井には臥龍、左右のかえる股には鶴・亀が彫刻されています。 門内には四天王像(東方持国天、南方増長天、西方広目天、北方多聞天)が配され、それぞれ足下に邪鬼を踏みおさえて須弥壇上に立ち、周囲には錫杖形の柵が回っています。楼上には、帝釈天像をはじめ十六羅漢像が安置されています。上層の縁は擬宝珠高欄ぎぼしこうらんを四方に回らせた和様の形式で、破風の拝み部には猪の目懸魚が付けられています。また、舟肘木、眉、袖切りのある虹梁も見られます。

観音堂

大雄院(桐生観音堂)

堂内には厨子とだるまとタヌキの置物が確認できます。

本堂

大雄院本堂

大雄院は、天正十一年(1583) 由良氏の家臣藤生善久が開基し、上野国沼田舒林寺じょりんじ七世春朔を迎えて開山としました。

三重塔

大雄院三重塔

アクセス

札所情報

観音名桐生観音
寺院名廣澤山 大雄院
札所御本尊馬頭観世音菩薩
御真言オン・アミリトドバン・ウン・パッタ・ソワカ
御詠歌補陀洛や みのりの流れ 広沢に
弘誓の舟を 浮かぶ渡良瀬
HPhttp://www.daiyuin.jp/
住所桐生市広沢町三丁目3580
電話0277-52-7781

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