札所11番 浄光寺

瑞蓮山浄光寺は、寺伝によると天台宗の寺でしたが、天正十二年(1584) 小田原北条氏による金山城攻撃の際、 兵火にかかり焼失した後、舜庵全尭大和尚が寺を再建し曹洞宗に改宗したと伝えられています。

境内案内図

浄光寺案内図

観音堂

浄光寺観音堂
観音堂内

観音堂内は中央に厨子が置かれています。
提灯には札所を示す文字「東上州十一番 千手観世音菩薩」が書かれていたと記憶しています。

十王堂

十王堂

十王堂と呼ばれるこの建物の扁額は「不空堂」と書かれています。

「不空(ふくう)」とは、サンスクリット語の「アモーガ(Amogha)」の訳語で、一般的には「空しからず」「むだにならない」「願いが叶う」といった意味で使われるそうです。仏教の文脈では、特に願いや誓願が必ず成就することを指す言葉として用いられます。(グーグル検索のAIより抜粋)

十王堂内

中のガラスに扉の格子が写りこんでしまいましたが、閻魔大王を中心とする十王と奪衣婆などが鎮座しています。また、閻魔大王の右側には地蔵菩薩が佇んでおります。
左側には罪の重さをはかっているのでしょうか? 首がはかりのようなものに掛けられているものがあります。その左には蓮座の上に赤い顔の首とその前で祈る姿の女性らしき姿が見えます。

本堂

浄光寺本堂

お墓参りには、まず本尊をお参りしてからと案内がありますが、本堂の扉は閉まっていました。
十王堂などを拝観していると、ちょうどお墓参りに訪れた方が来ました。本堂の扉が開いてないので庫裏に確認しにいかれたようで、その後ご住職が本堂の扉を開けました。
その方がお墓参りに行かれた後、私も本堂を拝観させていただきました。

五輪塔 (市指定重要文化財)

一般的に五輪塔は、下から順に基礎(地輪)・塔身(水輪)・笠(火輪)・受花(風輪)・宝珠(空輪)の五つの部分からできています。浄光寺の五輪塔は、本堂西の墓地内に四基あります。 いずれも高さが150cm前後で天神山凝灰岩(みどり市笠懸町産出)で造られています。南側から見て右端の五輪塔地輪部の中央に「アー」の梵字、その右側に「蓮生幽儀助信口霊」の銘文があったと伝えられています。

アクセス

札所情報

観音名
寺院名瑞蓮山 浄光寺じょうこうじ
札所御本尊千手観世音菩薩
御真言オン・バザラ・タラマ・キリク
御詠歌夜日共に 浄き光の 絶えせぬは
衆生済度の 誓いなるらん
住所群馬県太田市龍舞町1766
電話0276-45-1565

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