
戸鹿野観音堂

観音堂の扉は鍵がかけられていますが、お賽銭を入れる小窓があります。堂内は中央の須弥壇の厨子に聖観音像が御開帳されています。

延宝三年(1675年) 真田氏の家臣である野村伊織氏によって建てられました。
本尊の正観世音菩薩立像は、徳川中期(1691~1779年)につくられたものですが、台座部分は徳川初期(1603~1690年)のものです。また、堂内の欄間の桃の彫刻と金色の柱も、徳川初期につくられたものです。
今現在の堂宇は、禅眼上人が願主となり戶鹿野町、新町の両町の喜拾によって文化二年 (1806年)に再建されました。
とがの堂の名で親しまれ、参堂外の柱に書かれている和讃文を唱えながら、手を合わせて参拝します。
「多くとも もらさで救う とがの堂 ただ祈るべし 大慈大悲と」(掲示案内参照)
伝えられる御詠歌と少し変わっているようです。
石仏群

観音堂右側に宝篋印塔や如意輪観音・地蔵菩薩等が並びます。
参道右手には秩父坂東西国百番供養塔・奉納大乗妙典六十六部回国供養塔・如意輪観音・奉造立廿一夜待・馬頭大士・馬頭観音・地蔵菩薩が佇んでいます。
アクセス
境内案内図

札所情報
堂名 | 戸鹿野観音堂 |
寺院名 | (八幡山 華蔵院) |
御本尊 | 正観音 |
御真言 | オン・アロリキヤ・ソワカ |
御詠歌 | 重くとも 洩らさで救う 戸鹿野堂 ただ頼むべし 大悲大慈を 重くとも 漏さて救ふ 戸鹿野堂 只頼むへし 大悲大じやく おもくとも もらさですくふ とがのどう たゞ頼むべし 大ひ大じと |
住所 | 群馬県沼田市戸鹿野町 |
電話 | – |
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