信濃札所一番 仏眼山 法善寺

信濃三十三観音の巡礼の初めにここ法善寺に来ました。ここをはじめに選んだ理由は、信濃三十三観世音の専用の奉納経(御朱印帳)を買うためです。
18番の事務局に用意があるとのことでしたが、そちらの方が遠いので先ずは近くの1番で購入し巡礼を開始しました。

法善寺参道

駐車場は数台はおける広さがあり、そばに併設されたトイレもきれいでした。
昔は入ってくる道路に冠木門があったようですが、今はありませんでした。

法善寺案内図

法善寺案内図

六地蔵・石仏

六地蔵・石仏

道路右側に並ぶ六地蔵や石仏

石仏

参道左手にあるお地蔵様。何かを抱えているようです。
その隣は三界萬霊塔(大乗妙典千部供養塔)が建っています。
参道右側には水子地蔵尊・宝篋印塔・手水鉢などがあります。

法善寺山門

法善寺山門

山門には佛眼山の扁額が掲げられています。

法善寺鐘楼

法善寺鐘楼

座禅堂

座禅堂と石仏

四阿屋山の扁額が掲げられています。中には如意輪観音の懸仏があります。
写真に写っている宝塔を掲げている石仏は誰でしょう?
いろいろ調べましたがわかりませんでした。

四阿屋山大権現
木曽義仲公の開基と伝えられ、武将から農民にまで広く信仰された。御正体は如意輪観音の懸仏であり別当法善寺の手により、四阿屋山頂に開扉祭祀されたが、天保年間より如意輪観音を法善寺の鎮守として境内に勧請し、以後当寺内において祭事が営まれている。
麻績村教育委員会 麻績村木曽義仲ゆかりの会 掲示板より

法善寺本堂

法善寺本堂

法善寺はもと法相宗岩竜山西谷寺という寺でしたが、明応元年、賢甫宗俊和尚を請して曹洞宗法善寺の開山となりました。
御朱印寺となる本尊は聖観世音にして天文二十二年二月二十日、武田信玄の祈願所となりました。霊験あらたかに延喜時代より古き宿駅として人馬の往来多く人々の心の中に生きる霊場です。
(信濃三十三観音御朱印帳より)

法善寺本堂内

御朱印をお願いしている間に堂内の拝観をすすめてくださりました。ダメもとで、堂内の撮影は可能かお聞きしたところ大丈夫ということで撮影させていただきました。
右の柱に書かれているのは「百尺竿頭須進歩」左の柱に書かれているのは「十方世界是全身」の禅語ようです。

本堂屋根鬼瓦

本堂屋根鬼瓦

とても大きな鬼瓦です。
下に説明板が置かれています。(文政十二年(1829) 平成十年十月 銅板改修)

御朱印

法善寺御朱印

法善寺に着いたのはお昼過ぎで駐車場にて昼食を済ませ、鬼瓦を撮影していたところ、ご住職が帰ってこられました。
御朱印がいただけたのは運が良かったのかもしれません。

三宝印 佛法僧寶
墨書 仏眼山 聖観世音 法善寺

寺院情報

宗派曹洞宗
山号仏眼山
寺院名法善寺
御本尊聖観世音菩薩
御真言オン・アロリキヤ・ソワカ
御詠歌逆縁も 洩らさで救う 西谷の
巡礼塔を おがむ尊さ
住所東筑摩郡麻績村麻上町8147
電話0263-67-2061

アクセス

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