岩井堂について
本尊は三面六臂の馬頭観世音、葛飾天正の作と伝えられている。縁起によると、源平の昔、源義経の家来佐藤継信が藤原氏をたよって逃げのびる途中、愛馬磨墨がこの地で急死し、その供養を村人に頼んだものと伝えられ堂内に磨墨の像と歯が秘蔵されている。
二度の災害で再建されたものだが古来古司のお観音さまとして庶民の信仰が極めて篤い。別名「しりつみ観音」と親しまれ、祭日の八月九日は参詣に訪れた女性の尻をつまんでも許される習わしがあり、多くの信者で賑わった。 (案内板より)
岩井堂案内図
参道石段の両脇には南無阿弥陀仏と大乗妙典千部塔。石段を登った左には馬頭観音等の石仏、右側には大乗妙典六十六部塔や御詠歌碑等があります。
岩井堂
木像馬頭観音立像は江戸前期葛摩天正の作(駐車場の案内板と名前が少し違っています)
堂宇は宝暦10年再建 作者は宮本村 権六とのこと
堂内上部は迦陵頻伽が描かれています。
中央本尊の右手に名馬するすみの木像が置かれています。
梵鐘
文化3年 小島大次良、藤原貞記作
石仏
右端に見えている石塔に文字が書かれていますがね光の具合が悪く読むことができませんでした。
左端で割れているものは、確認できる文字から御詠歌碑のようです。
御朱印
宝印 判読できません
墨書 笹命山 馬頭観世音 岩井堂
ここは無住の御堂のため御朱印はすぐ前にある宮下さんのところでいただきます。
私が訪れる前に電話をしましたが、つながらなかったので、とりあえず宮下さんの家だけ確認しておこうと思い、そばで畑仕事をされているご婦人に宮下さんの家を訪ねたら、その方の家ということで、書いていただけることになりました。
運が良かったです。
書いてもらっている間、巡礼者帳に記帳を頼まれました。ちょっと過去のものを見たところね月あたり3~4人くらいの人が訪れていました。
寺院情報
宗派 | 不詳 |
山号 | 笹命山 |
寺院名 | 岩井堂 |
御本尊 | 馬頭観世音菩薩 |
御真言 | オン・アミリトドバン・ウン・パッタ・ソワカ |
御詠歌 | 安坂川 波間にむすぶ 岩井堂 うろくずまでも 浮かみこそすれ |
住所 | 長野県東筑摩郡筑北村坂井 |
電話 | – |
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