
東国三社とは、茨城県と千葉県にまたがる、鹿島神宮・香取神宮・息栖神社の総称です。
古くから「お伊勢参りのみそぎ参り」として親しまれ、現代でも関東最強のパワースポット として多くの人々を惹きつけています。この三社を線で結ぶと、地図上に「直角二等辺三角形」が現れることでも知られ、その内側には強力な結界と神秘のエネルギーが満ちていると云われています。
鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)
すべてのはじまりを告げる、静寂なる軍神の社
- 概要: 日本全国に約600社ある鹿島神社の総本社であり、神武天皇の即位年に創建された と伝わる日本屈指の古社です。
- 神徳: 祀られているのは、圧倒的な強さを誇る武神「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」。
楼門

楼門の裏側には稲妻模様が描かれたモニュメントが祀られていました。
拝殿・本殿

常陸国一宮であり、日本全国に約600社ある鹿島神宮の総本社です。
現在の社殿は徳川二代将軍・秀忠公によって寄進されました。最大の特徴は、一般的な神社のように南を向くのではなく「北」を向いて建てられている点です。これは当時、朝廷や幕府のあった大和(関西)や江戸から見て、東北の「鬼門」にあたる地を鎮め、北方の守りを固めるという、歴史的背景があります。
拝殿の反対側には「仮殿」があります。
仮殿を過ぎて奥宮へ進む途中左側に「さざれ石」があります。
奥宮

奥宮へ通じる参道の両脇には大きな杉の木等が立ち並びます。
奥宮は徳川家康により本宮の社殿として当初奉納されたものです。
奥宮から要石(凹型)がある場所へ向かう途中にはナマズを抑えている武甕槌大神の石像があります。
(鹿島神宮と香取神宮の境内にある「要石」は、地中に深く埋まり、地震を起こす巨大な大鯰(おおなまず)を押さえつけていると語り継がれる不思議な霊石です。鹿島神宮は鯰の頭を、香取神宮は鯰の尾を)
鹿島神宮・奥宮の御朱印


今年の8/1から9/6までは十二年に一度の式年大祭御船祭準備の為、書置きの御朱印でした。
しかし、他と違い台紙がただの白い和紙ではなく高級な感じ(雲龍紙?)の和紙です。
香取神宮(千葉県香取市)
美しき漆黒の社殿に宿る、道を切り拓く勝利の神
- 概要: 鹿島神宮と対をなす存在であり、全国の香取神社の総本社です。
- 神徳: 御祭神は、国譲りの神話において武甕槌大神と共に活躍した武の神「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」です。
訪れたのが週末ということもあり第一駐車場は混雑していました。しかしすぐそばにも大駐車場がありますので、待たずとも車を止めることができました。
総門と鳥居

参道は表参道と旧参道がありますが、表参道は木に覆われた日陰となっています。
総門手前右側には、茅葺き屋根の勅使門があります。
楼門

楼門は中央が入り口となっていて左右は出口となっています。
拝殿・本殿

拝殿は多くの人が並んでいます。拝殿の右へ進んだところが御朱印を書いていただける場所です。
奥宮

拝殿から旧参道を通り奥宮へ向かう途中の左へ少し入ったところに要石(凸型)があります。
奥宮も数名の方が並んでいました。
お参りした後、奥宮の周りを巡る人がいましたが、どういう意味を持つのでしょうか。
香取神宮・奥宮の御朱印


御朱印はどちらも書き入れしてくださりました。
令和八年八月八日の縁起のいい末広がりです。
息栖神社(茨城県神栖市)
一歩一歩をそっと見守る、旅路の守護者と奇跡の泉(忍潮井)
- 概要: 鹿島・香取の豪壮な雰囲気とは異なり、静かで心安らぐ佇まいを見せる古社です。
- 神徳: 鹿島・香取の神々を先導したとされる「岐神(くなどのかみ)」を主祭神とし、交通守護や厄除け、そして人生の「道案内」をしてくれる神様として信仰されています。

訪れたときは参道が工事中でした。
駐車場から二の鳥居をくぐり抜けて左手には稲荷神社があります。(上の写真)
少し暗がりですが、提灯に明かりが灯されていて、別世界へいざなうような雰囲気がありました。
神門を潜り抜けると左には、祭りのときなど若者たちの力競べに使われた「力石」があります。
社殿

拝殿へ進む途中には、ここにもさざれ石があります。
招霊の木と息栖神社の御朱印


駐車場から、拝殿へそのまま向かうと忍潮井を見逃してしまいますのでご注意ください。
まとめ
古の神話が息づく東国三社を参拝しました。
皆さんも三社を巡り終えたときには、心地よい静寂と、確かな一歩を踏み出す勇気が胸に満ちているのではないでしょうか。
これから始まる新しい日々に、どうぞ素敵なご縁がありますように。

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