吾妻札所第三十三番 大塚観音堂(西向観音)

こちらの札所を訪れていたら、吾妻三十三観音札所を奈良氏が昔調べていた時期に地区長をされていた方に出逢い、お話を聞くことが出来ました。
どの石塔が聞き忘れましたが、観音堂のそばにある沢を工事しているときに捨てられていたものが見つかったとのことだそうです。
観音様が西向きにしてあるのは、吾妻がすべて見渡せるようにして禍がなくなるように祈られているそうです。

大塚観世音由来記
 大塚観世音堂は榛名山大坊満行院菩提寺よりこの地に分かれたものと伝えられているそうです。寺伝に拠るとその草創は九世紀弘仁年中といわれ、始め無量山菩提寺と称したとのこと。その後応仁の大乱で中絶したが16世紀大永年中に再興して現在に至るという古来吾妻三十三番観世音札所のうち最古の霊場とされているそうです。昭和39年本堂敷地を国より払下げることとなり大塚村の各戸より浄財を集め金参万七百円也をもってこれを受け入れたそうです。昭和51年国道拡幅工事に際し西方25メートルの地より現在の地に移転したとのことです。たまたま時代の変遷に伴い宗教法人宗学寺の名義を借りて境内地の登記をしたが、実態は大塚村の共有財産として保有し村民一体となり宗教上の儀式はもとより総ての維持管理に当たり佛果の鑚仰に力めているそうです。(石碑より)

大塚観音堂

大塚観音堂の見どころ

  • 観音堂裏側の道祖神
  • 堂内にあるたくさんの仏像

大塚観音堂案内図

大塚観音堂

大塚観音堂正面
大塚観音堂

観音 堂内上部に小さな観音様がたくさんありますが、聞くところによると前は2重にも3重にも並んでいたそうです。
観音様の光背がかけてしまってます。

石仏・供養塔

道祖神他

観音堂裏手にある石仏、道祖神の手の位置が・・・

南無阿弥陀仏供養塔

札所情報

堂名大塚観音堂
寺院名無量山菩提寺 (榛名山菩提寺という情報もあり) 
御本尊正観世音菩薩
御真言オン・アロリキヤ・ソワカ
御詠歌この世にて 菩提のたねを うえ置けば 御法の花も 開く後の世
二世までと かねて頼みし おいずりを 菩提の寺に ぬきそ納むる
縁日1月18日※1
住所群馬県吾妻郡中之条町大塚2119
電話
駐車場

※1 中之条町誌情報

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