吾妻札所第十四番 奥堂(上野うらまち※1)

奥堂 御詠歌のかかれた額

奥堂の見どころ

  • 力石

奥堂案内図

奥堂案内図

奥堂

奥堂

観音堂は間口2間半奥行き3間の造りです。残念ながら堂内を見ることはできませんでした。

奥堂

灯篭に1月17日の文字が書かれた紙が貼りつけられているので、縁日としてお祀りしているようです。

奥堂

力石

奥堂の力石?

表示が無いのではっきりしませんが、手前の丸い石は下に縄で囲まれ神聖な感じがしたのでこれかなと思いましたが、93kgはなさそうなので奥の細長い石かなって想像しました。

由来(掲示版の情報より)
この石は明治39年の神社統合整理によってかって原町3979番地に在った権現様が廃止された際、そこに祀られていた石を観音堂に運できた石と言われています。
その後観音堂のお祭や準備の時若者が集まりこの石を持上げて「力比べ」をするようになったそうです。この石は二十四貫七百匁(約93kg )あるとのこと。
昭和二十年代は今より農家が多く米やこんにゃく芋の入った俵(60kg)を持上げて運ぶ作業が出来る者もいたそうですが、この石は米俵よりずっと重く誰もが石を米俵と同様に扱う事は出来なかったそうで、石を荒縄で縛り持ち易くしたり両手で抱え上げたりして何とか地面から浮かせる事が精一杯だったようです。
それでも力自慢の強者は石を担ぐ事が出来たと言い伝えられています。以上のような事もありいつの日かこの石は「力石」と呼ばれるようになったとのことです。

石仏

馬頭観世音

馬頭観世音

大黒天・毘沙門天・弁才天

大黒天・毘沙門天・右側の最初の字がわかりづらく読めないのですが、おそらく弁才天ではないかと推測します。

庚申塔

左から庚申塔、百番庚申塔、庚申塔

札所情報

堂名奥堂(上野うらまち※1)
寺院名上野山一心寺 (別当金剛院※1)
御本尊千手観世音菩薩
御真言オン・バザラ・タラマ・キリク
御詠歌紫の 雲の上野に うまるるは 心ひとつの 内にこそあれ
縁日1月17日※1
住所吾妻郡東吾妻町原町
電話
駐車場無 観音堂へ向かう手前の広いところに駐車するしかないような気がします。
(案内図参照)

※1 中之条町誌情報

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