初めは「はせでら」と読んでいましたが「ちょうこくじ」と読むそうです。坂東三十三観音の公式サイトによると縁結びの神とされる九頭竜姫のご持仏、十一面観世音菩薩が安置されています。
長谷寺チェックポイント
- 観音堂天人奏楽の天井絵
- 木造十一面観音立像 前立像
- 仁王門
長谷寺について
武田勝頼が世無道上に命じ再建させた。
長谷寺案内図
長谷寺山門
道路から参道に入る左手に寺号標があり、参道左に動物の形の 不明な石像がありその奥に如意輪観音・双体道祖神があります。右側には一体型の六地蔵(写真右)があります。山門には坂東十五番霊場と白岩山長谷寺大門の札がかけられています。
手前左手には坂東十五番白岩山観世音入口の石標があります。
長谷寺仁王門
山門をくぐり抜けると、左側に如意輪観音や二十二夜塔・手水舎・寒念仏供養塔・庚申供養塔・馬頭観音像があります。
仁王門両脇には十三重の塔があり、その先に白岩山の扁額のある仁王門があります。
仁王像のひげと眉毛にちょっと違和感を感じました。これって後書きでしょうか?
不動明王像
仁王門をくぐり抜けると、左側に石仏群があり隣に不動明王像があります。
平成5年10月より平成6年3月末 完成 10月8日入刀
平成6年5月9日 建立
平成6年5月22日 開眼法要
仏石師 鄭 文倫先生(他5名の先生)
中国元石 白御影石(中国福建省 莆田市)
高さ 5メートル
間 2メートル
重量 47トン
長谷寺鐘楼
仁王門をくぐり抜けた右手に鐘楼があります。
こちらではお参りする前に鐘を撞くことができます。(一鐘100円で午前8時から午後5時まで、大晦日を除く)
長谷寺観音堂
観音堂の拝観は納経所にて拝観料200円を支払って説明されたところより入ります。
観音堂は近年立て替えられたそうですが、正面天井の絵などは当時のものと説明を受けました。
天人奏楽の天井画は狩野派の絵師牧守俊の画いたものだそうです。
堂内拝観できる通路左手には役行者像、右手になで仏があります。
正面に十一面観音が安置され、向かって右に不動明王、左に毘沙門天が鎮座してます。
木造十一面観音立像 本尊
木造十一面観音立像 前立像について
白岩の長谷寺、通称『白岩観音』は、朱鳥年間(686~696)に開基されたことが、「長谷寺縁起絵巻」に伝えられています。
本尊の十一面観音立像は、総高230センチ、像高180センチで、棚材の一木割矧造、目は彫眼で素木仕上げとなっています。様式から平安時代後期(藤原時代)の作とされます。また、同型の前立像は、総高270センチ、像高186センチで、桧の寄木造、目には玉眼がはめ込まれ、全体に金箔が施されています。右手に錫杖、左手には宝瓶を持ち、鎌倉時代の作と推定されています。
鎌倉時代中期・天福年間(1233)に成立した坂東三十三ヵ所のうち、第十五番札所となった白岩観音堂へは中世以降、多くの巡礼者たちが訪れました。本尊の十一面観音像が秘仏であるため、一般に参拝するのは前立像でした。
精緻にして優美なつくりの二体の仏像は美術史的にも高く評価でき、特に平安時代の仏像は県内では極めて少なく貴重です。
御朱印
宝印 蓮華座に火炎宝珠
十一面観音の種子(キャ)
毘沙門天の種子
不動明王の種子
墨書 奉拝 白岩山
梵字(キャ)大悲殿
長谷寺
寺院情報
宗派 | 金峯山修験本宗 |
山号 | 白岩山 |
寺院名 | 長谷寺 |
御本尊 | 十一面観世音菩薩 |
御真言 | オン・マカ・キャロニキャ・ソワカ |
御詠歌 | 誰も皆 祈る心は 白岩の 初瀬の誓ひ 頼もしきかな |
住所 | 群馬県高崎市白岩町448 |
電話 | 027-343-0349 |
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