三郡坂東三十三所とは、緑野・多胡・北甘楽の三郡に坂東33観音を遷した札所です。
上野三郡三十三観音とも呼ばれているようです。
かなり古い札所ですので、無住の御堂や跡地などとなっている場所もあり御朱印はありません。
後にいくつかの札所は南毛霊場多野藤岡三十三観音として再編成されています。
まったく情報が無い場所(18番)もありますが、わかる範囲で調べました。
順拝した時期が夏場ということで草にじゃまされ、特定できなかったり・そばまで行けない場所がいくつかありました。
19番・21番・22番はあらためて冬に調べたいと考えています。
札所一番 延命寺



山門左手前には欠けた石仏が残されています。
南毛霊場十一番でもあります。
| 寺院(札所)名 | 延命寺 |
| 札所御本尊 | 子安観世音菩薩 |
| 御真言 | オン・アロリキヤ・ソワカ |
| 御詠歌 | ちかひあらば 延びる命も 永き世に 懸てたのまん 青柳の糸 |
| 住所 | 群馬県高崎市吉井町黒熊 |
| 電話 | – |
札所二番 般若寺



白石山 金剛院 般若寺は元禄の頃に良寶法印によって開山されるもその歴史は詳らかならずとのこと。
観音堂内には厨子らしき作り物が1つあるだけで扉は閉じたままです。
般若寺は南毛霊場十番札所でもあります。
| 寺院(札所)名 | 白石山 金剛院 般若寺 |
| 札所御本尊 | 馬頭観世音菩薩 |
| 御真言 | オン・アミリトドバン・ウン・パッタ・ソワカ |
| 御詠歌 | 廻りきて わたすみのりを たのむかな 般若の舟の あらんかぎりは |
| 住所 | 群馬県藤岡市白石202 |
| 電話 | – |
札所三番 龍泉寺



参道右側には墓地があり、少し高くなっているところに歴代の住職の墓石が並んでいます。
本堂の中央には大日如来と思われる仏像が安置されています。印相は智拳印ではなく理拳印と呼ばれる智拳印と左右の手を逆に結ぶ印相をあらわしています。
見渡せる範囲には札所の本尊となる十一面観世音菩薩は見当たりません。
龍泉寺は、南毛霊場九番でもあります。
| 寺院(札所)名 | 龍泉寺 |
| 札所御本尊 | 十一面観世音菩薩 |
| 御真言 | オン・ロケイジンバラ・キリク・ソワカ |
| 御詠歌 | 涼しさや 滝の白糸 うち映えて むすぶ泉の 寺深きかげ |
| 住所 | 群馬県藤岡市白石1931 |
| 電話 | – |
札所四番 宝積寺窟堂


宝積寺窟堂は上野三碑のひとつ山上碑のすぐ隣にあります。
古墳の中に馬頭観音が祀られています。
近くには石仏や石塔も残されています。

| 寺院(札所)名 | 宝積寺窟堂 |
| 札所御本尊 | 馬頭観世音菩薩 |
| 御真言 | オン・アミリトドバン・ウン・パッタ・ソワカ |
| 御詠歌 | 降る雪に うき世のちりは うずもれて 法の宝は つもる山寺 |
| 住所 | 群馬県高崎市山名町山神谷2104 |
| 電話 | – |
札所五番 辻ノ堂


辻ノ堂は村の集会所として利用されていたらしいのですが、現在は公民館として建て直され、本尊は中にしまわれているらしいです。集会所の扉は鍵がかけられているのでその真相を確かめることはできませんでした。
公民館の隅には庚申塔がひとつ残されているだけでした。
| 寺院(札所)名 | 辻ノ堂 |
| 札所御本尊 | 正観世音菩薩 |
| 御真言 | オン・アロリキヤ・ソワカ |
| 御詠歌 | 聞法の しるべしあれば 辻の堂 三つの境に たれか迷わん |
| 住所 | 群馬県高崎市木部町464 |
| 電話 | – |
札所六番 光明寺



光明寺には三郡坂東札所の案内はありませんでした。
こちらは、上州観音霊場三十三か所第十七番と関東八十八カ所霊場第四番となっています。
山門右手前には庚申塔・馬頭観音などが並び、山門の先の正面には本堂、左には不動堂や役行者像がたっています。
また、光明寺は南毛霊場の二番札所でもあります。

光明寺不動堂の堂内です。
| 寺院(札所)名 | 光明寺 |
| 札所御本尊 | 十一面観世音菩薩 |
| 御真言 | オン・ロケイジンバラ・キリク・ソワカ |
| 御詠歌 | わけ行けば 露の中村 秋ふけて 月の光も 明らけき空 |
| 住所 | 群馬県藤岡市中1503 |
| 電話 | 0274-23-2823 |

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