吾妻札所正泉寺

吾妻札所第二番 桜堂(正泉寺)

さくら堂はすでに無く、跡地にはそれを示す碑が残っているだけでした。本尊は正泉寺に移されたそうです。

桜堂石仏

正泉寺の参道を入ると右手に地蔵尊などの石仏が並びます。写真中央は青面金剛像のようです。
左手には 寺号標がありその奥には不動明王があります。

正泉寺の見どころ

・鉄像
偏袒右肩(へんたんうけん)、阿弥陀の定印を結び結跏趺坐(けっかふざ)する仏である。
鉄仏は武家の気風を残す仏教彫刻で鎌倉時代の作と伝えられる。
県内でも数少ない貴重な鉄像である。
※ 偏袒右肩古くは両肩を含め全身を覆うように着用したが、現在では特別な場合を除き右肩を出すようにして掛ける(偏袒右肩)。これは如来が両肩を覆って着用しているのに対して、仏への崇拝と畏敬の念を表すためである。左肩を隠すのは、仏教では左手が不浄とされているためである。(案内看板より)
・参道沿いの石仏群

正泉寺案内図

桜堂案内図

正泉寺

正泉寺本堂
正泉寺本堂

正泉寺の本尊は不動明王で乳房子育て不動というそうです。

正泉寺本堂と三界萬霊塔

本堂正面 間口は8間奥行きは5間半

正泉寺の鐘

変わった鐘が下がっています。(顔が像で体が人間の形をして手が4本あるようです。調べてみるとガネーシャのようですね。障害を取り除いたり、財産をもたらすと言われ、事業開始と商業の神・学問の神とされているそうです。) 入口右手にも同じ鐘があり呼び鈴の代わりでしょうか。

石仏

正泉寺石仏
正泉寺石仏

さくら堂跡地

吾妻札所第二番 観音堂聖地跡碑

跡地には「吾妻札所第二番 観音堂聖地跡」の碑がのこっています。
こちらの場所は坂東コンクリート工業さまの脇の道を入ったところにあります。

札所情報

堂名さくら堂
寺院名別当 真言宗豊山派 正泉寺
群馬県吾妻郡東吾妻町新巻724−1
御本尊十一面観世音菩薩 (現在は一面六臂の観世音)
御真言オン・ロケイジンバラ・キリク・ソワカ
御詠歌つみとがも 消えよと拝む さくら堂 末たのもしき 浄土なるらん
祭日3月17日※1
住所群馬県吾妻郡東吾妻町小泉
電話
駐車場

※1 中之条町誌情報

アクセス

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