三原三十四霊場第七番である芦生田観音堂は天明三年の浅間焼出しの際押流されて、その後付近の村々の協力を得て、文化五年(1740年)に再建されました。さらに、昭和四十三年に改築され、木彫りの古仏をはじめ聖徳太子釈迦如来が安置されています。
境内には、宝暦十三年(1763年)の百番供養塔や富蔵山の供養塔及び天保文化時代の地蔵などがあります。
また、道端には享保三年(1718年)の庚申塔と享和三年(1803年)の石造物が建てられています。 かつて、老人たちは春秋の彼岸や廻り念仏の際は、このお堂に集まり慰霊念仏を唱えました。
仏具としては、文化七年奉納の鐘や木魚珠数玉などのものがあります。
なお、天明三年の浅間焼けの記事に他にも観音堂があったらしく、今も堂坂の地名が残っており、五輪塔や寛永年間の和尚の石碑などが、現存しています。(芦田地区活性化協議会案内板より)
芦生田観音堂の見どころ
- 台石上の観音塔
- 聖徳太子釈迦如来(通常見ることができません)
芦生田観音堂案内図
芦生田観音堂
観音堂は間口約4間半・奥行き2間半の造りで、堂内は残念ながら鍵がかかっており見ることができませんでしたが、こちらには聖徳太子釈迦如来が安置されているようです。
こちらが台上石の観世音塔で富蔵山観世音と刻まれています。
観音堂手前の分かれ道の木。なんかすごいことに、これ熊の仕業でしょうか?
札所情報
堂名 | 芦生田観音堂 |
寺院名 | |
御本尊 | 准胝観世音 |
御真言 | オン・シャレイ・シュレイ・ジュンテイ・ソワカ |
御詠歌 | あしうだも よしや浪速の ことのはも ただ一筋に たのむ観音 |
縁日 | |
住所 | 群馬県吾妻郡嬬恋村芦生田 |
電話 | – |
駐車場 |
アクセス
三原郷三十四観音札所一覧
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