三原郷札所十二番　岩井堂(三原阿弥陀堂)

札所十二番の三原阿弥陀堂は道路の入口のところに案内看板があります。看板のところの急な坂を上り右側にある三原集会所の駐車場を利用しました。
その先は歩いてしか行けない狭い通路を登っていきます。
少し登ると前方高台に観音堂を見ることができます。

初めて訪れた時には草が多少生えていましたが、2度目に訪れた時は草が刈りとられ、きれいになっていました。地域の方が観音堂を大切に管理されているのがわかります。

岩井堂の見どころ

□□山観世音も富蔵山観世音と書かれているのかもしれません。地蔵菩薩と書かれているところは六地蔵や頭の無い石仏群です。

観音堂の間口は3間・奥行きも3間ですが、変形した形の造りとなっていますが、もとは間口2間・奥行き2間のところに増築されたのかもしれません。
正面側には土地が段になっているため、フェンスが張られ、全体の写真を写すことができませんでした。
堂内は窓からのぞき込むことができます。

堂内にある三原御阿弥陀堂佛像は
・石像不動明王像
・木造十二神将・八部衆形像
・木造三面六臂馬頭観音像
・木造観世音菩薩立像
・木造漆箔薬師如来立像
・金銅釈迦如来立像
・木造釈迦三尊立像
・木造阿弥陀如来坐像
・木造地蔵菩薩坐像
・石像地蔵菩薩外肖像
・石像閻魔大王像

が安置されており、中央に阿弥陀如来像、左にたくさんいる仏像は十二神将や八部衆と思われます。
注意してみると小さな仏像も所々に安置されています。

奥には観世音の大きな石仏が二つとその右側には心願成就と書かれた石塔、その右は梵字が書かれています。薬師如来の「べい」の梵字と思われるのですが、素人ですので断定はできません。

その手前には六地蔵が立ち並び、その右に馬頭観音。更に手前にも首から上を失った感じの石仏が並んでいました。

堂名	岩井堂
寺院名
御本尊	不明
御真言	-
御詠歌	あらたかに　ここで仏に　岩井堂　むつのちまたの　辻にまよわじ
縁日
住所	群馬県吾妻郡嬬恋村三原
電話	–
駐車場	三原集会所