卜雲寺

秩父札所六番 卜雲寺

卜雲寺は国道299号線の横瀬橋の信号から入っていったところにあります。
通り沿いではなく急な細い坂道を登って行ったところにあり、この細い道で車等のすれ違いは困難ですので、注意が必要です。
登り切った先には、5台程度の駐車場があります。
ト雲寺の名は寺の開基嶋田与左衛門の法号が卜雲源心庵主であったことに由来するそうです。

六地蔵と武甲山

卜雲寺ぼくうんじチェックポイント

御朱印目的だけで訪れると見ておきたいところに気付かず帰ってしまいます。
卜雲寺で是非見てほしい場所や建物をリストアップしましたので拝観の参考にしてください。

  • 子育て・身体健全・延命のねがい地蔵尊
  • 本堂とさるぼぼ
  • 聖観世音菩薩石像
  • 六地蔵
  • 薬師堂
  • 卜雲稲荷神社
  • 山姥の歯(寺宝とのことなので見れないだろう)

卜雲ぼくうん寺について

  行基菩薩作と伝えられる本尊の聖観音像は古代末期より発生した山岳信仰の流れをくむ蔵王権現社の本尊として武甲山頂に安置されていたそうですが、その後薮沢のとか池に遷移されました。ここは荻の多い幽邃ゆうすいな地で禅僧が好んで訪れたそうです。あるとき禅僧が詠歌の声を聞いて開悟したので堂宇を建立し荻の堂と名付けたそうです。長享年間(1487頃) の札所再編によりト雲寺管理となったそうです。この寺の寺宝として山姥の歯、清涼寺式釈迦像、縁起絵巻等があるそうです。

卜雲寺境内案内図

境内図

卜雲寺境内の案内図、チェックポイントです。だいたいの位置を図にしてみました。どこにあるのかわからない、見過ごしたなんてことの無いように作りましたので参考にしてください。

道しるべ・灯篭

道しるべと灯篭
卜雲寺入口

武州増上寺の灯篭
文昭院殿 尊前と彫られています。

道しるべ石
心求はまを願主とする道標で元禄15年に建てられたそうです。
正面は「 南無地蔵菩薩 」 、左側面の刻字は「みぎ 七ばん」とあります。

地蔵菩薩と巡礼道
地蔵菩薩と巡礼道

灯篭や道しるべ石から卜雲寺へ進む左手の地蔵菩薩。
左の巡礼道は短い距離ですが古道を感じさせてくれます。

ねがい地蔵

ねがい地蔵尊
ねがい地蔵尊

元文2年(1737)6月16日に平沼与三衛門によって創立。
この地に疫病が蔓延しその病気平癒祈願を行い地蔵尊のご慈悲を賜ったとのことです。それ以後今日まで子育て・身体健全・延命のねがい地蔵尊として多くの人の信仰をあつめているそうです。
ご縁日は 6月16日

本堂

本堂

本堂正面
右手には「菩薩清涼月 遊於畢竟空」菩薩清涼の月は畢竟空ひっきょうくうに遊ぶ
左手には「衆生心水浄菩提影現中」衆生の心水浄ければ菩提の影中に現ず (華厳経)と書かれた板がかけられています。
意味は

清涼の月、菩提の影は、菩薩の心地を形容したものだとされる。
つまり衆生の心水が浄よければ、仏菩薩の明月は求めずして、
おのずから己れの心に映じるということだそうです。 仏教談義より
圓通殿

圓通殿の扁額と右堂内には、猿子の瓔珞が吊り下げられているのが見えます。
圓通殿とは観音の別名 圓通大士の御殿という意味だそうです。

堂内には葵の紋の垂れ幕がかけてあり、中央に観音様を配し手前両脇には狛犬がいます。天井には草花の絵が描かれています。

聖観世音菩薩石像

聖観世音菩薩像

正面石段を登った右手に鎮座しています。
側には荻埜堂寳前と刻まれた灯篭があります。

六地蔵尊

六地蔵尊

向かって右側より
宝処菩薩(畜生能化)
宝印手菩薩(修羅能化)
宝掌菩薩(餓鬼能化)
堅固慧菩薩(天上能化)
持地菩薩(人間能化)
地蔵菩薩(地獄能化)
能化のうけとは教え導くということだそうです。

薬師堂

薬師堂

卜雲稲荷

卜雲稲荷

提灯に檀家一同の文字が確認できます。お稲荷さまは神社で祀られる場合とお寺で祀られる場合があるようですね。

合掌地蔵

合掌地蔵

子孫繁栄
家内安全
交通安全
願望成就

観音霊験記と御朱印

禅客
一人の禅客来りて、六年の間和歌の工夫せしがある日誰とも知らぬ一首の和歌をえい
禅客この一首を聞きたちまち無常迅速の理を悟り其の声の処を尋ね見れば一株の荻の下に詠歌の短冊あり
誠に観音の霊感なりと多くの人々霊験をこうむり今の荻ノ堂を建立
繁昌の地となれり

納経所で巡礼用品を購入できます。

墨書き 向陽山 聖圓通殿 卜雲寺
三宝印 佛法僧寶

寺院情報

宗派曹洞宗
山号向陽山
寺院名卜雲寺
御本尊聖観世音菩薩
御真言おん あろりきゃ そわか
御詠歌初秋に 風ふきむすぶ 荻の堂 宿仮乃世の 夢ぞさめける
住所埼玉県秩父市横瀬町横瀬1430
電話0494-24-6236

駐車場

5台程度の駐車場。

お手洗い

休憩所

他に東屋などもあります。

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