奥の院の大日如来や観音菩薩がある岸壁から望む景色は雄大です。

奥の院、お舟観音の所から法性寺方向を見ています。(左側は断崖絶壁)次に訪れるときは新緑か紅葉の時期に来て、もっといい写真と入れ替えたいですね。
夏に登山したときの写真と入れ替えました。
法性寺について
奥の院の舟形をした巨巌に観音菩薩と大日如来を祀ることより石船山の山号がつけられています。本尊の聖観音像は行基菩薩の作で本堂は舞台づくりで宝永4年に建立。お寺には秩父札所の成立を探る重要な資料となる長享2年の札所古番付があるそうです。
お前立観音、御詠歌岳、縁起も船に乗った観音様で、奥の院も船の形でお舟観音と呼ばれています。
法性寺の見どころ
- 観音堂
- 奥の院のお船観音、大日如来、十三仏の岩窟
- 仁王門
- 百観音御砂踏
- 毘沙門堂
法性寺境内案内図

仁王門(鐘楼門)

金剛力士像( 阿形・吽形)のある仁王門の通路には 般若の面がかけられています。仁王門の2階部分は鐘楼があります。裏側から2階へ上がる階段がありますが、登って突いてよいのかわかりませんでした。

六地蔵

仁王門をくぐると右手に一体化した六地蔵様がおられます。お地蔵様の上にある王?の文字が気になります。
本堂

本堂の手前右側に 奥之院遥拝所があります。足の形の上に乗ると遠く岩上の観音様を拝することができます。
本堂の本尊は薬師如来が中央に祀られ手前左手にお舟観音様、右側に大黒天様が鎮座しています。

本堂反対側にある巡礼用品販売所。
毘沙門堂

勝負事に強い!!の文字が・・・今年から健康のため卓球を始めたので勝てるように毘沙門天様にお祈りしました。
中を覗くと神棚のようなものの中央に毘沙門天様が安置されている厨子らしきものがあります。
毘沙門の左側には納札所があり、観音堂へ向かう途中には 百観音御砂踏があります。
観音堂

観音堂へ向かう途中には奥の院への分かれ道や、地蔵大菩薩・法華石経塔があります。
更に観音堂への石段途中左にも石段があり、般若山入口の石塔がありその奥に 岩の通路があります。従来はここを通り抜けていたのかもしれません。

地蔵堂

お地蔵様やたくさんの石仏を祀ってあるこちらの洞窟は、ハチの巣のような穴がたくさん見られます。これは岩石中の塩類が表面に染み出し蒸発すると塩類の結晶が成長し岩石の表面を崩していく「タフォニ」という風化現象だそうです。
奥の院

観音堂から奥の院を目指す途中右手に「龍虎岩」という場所があります。鎖をだ登るどって登ると 祠があります。奥の院まであと半分の場所です。

更に先へ進み月光坂というところを上っていくと十三佛があります。
向かって左からから不動明王、釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩、薬師如来、観音菩薩、勢至菩薩、阿弥陀如来、阿閃如来、大日如来、虚空蔵菩薩となっています。
ここを過ぎると道が分岐していて左へ進むと 大日如来像があり、右へ進むとお舟観音へと通じます。

ここの岩場をお舟に見立ててお舟観音というらしいです。冒頭にも書きましたが断崖絶壁ですので注意してください。無理して岩の上を歩かなくても脇道から観音様のところへ行くことができます。
観音霊験記と御朱印

豊島権の守の娘
或る時犀が渕に飛び入りし一人の美女を舟に乗せ助けしは天冠の上に笠をかぶりし御本尊なり

墨書き 般若山、聖大悲殿 法性寺
三宝印 佛法僧寶
寺院情報
宗派 | 曹洞宗 |
山号 | 般若山 |
寺院名 | 法性寺 |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
御真言 | おん あろりきゃ そわか |
御詠歌 | ねがわくは 般若の舟に のりをえん いかなる罪も 浮ぶとぞきく |
住所 | 埼玉県秩父郡小鹿野町般若2661 |
電話 | 0494-75-3200 |
駐車場

お手洗い

休憩所

- 札所 1番 四萬部寺
- 札所 2番 真福寺
- 札所 3番 常泉寺
- 札所 4番 金昌寺
- 札所 5番 語歌堂
- 札所 6番 卜雲寺
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- 札所10番 大慈寺
- 札所11番 常楽寺
- 札所12番 野坂寺
- 札所13番 慈眼寺
- 札所14番 今宮坊
- 札所15番 少林寺
- 札所16番 西光寺
- 札所17番 定林寺
- 札所18番 神門寺
- 札所19番 龍石寺
- 札所20番 岩之上堂
- 札所21番 観音寺
- 札所22番 童子堂
- 札所23番 音楽寺
- 札所24番 法泉寺
- 札所25番 久昌寺
- 札所26番 円融寺
- 札所27番 大淵寺
- 札所28番 橋立堂
- 札所29番 長泉院
- 札所30番 法雲寺
- 札所31番 観音院
- 札所32番 法性寺
- 札所33番 菊水寺
- 札所34番 水潜寺
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