この札所は長い石段を登った先に観音堂等があります。西の奥の院は落石の恐れがあるため現在は進入禁止となっています。(1度は行ってみたかった)
この写真は東奥の院へ向かう途中に見える滝の左上の石仏群です。西の奥の院から通じている場所です。
観音院について
行基菩薩作と伝えられる聖観音像があるとき姿を消されたそうです。後日畠山重忠が鷹の巣の中から観音像を見つけ堂宇を建立し安置されました。その後修験道の道場として盛んでしたが、明治の神仏分離で往時の面影を失いました。
観音院の見どころ
観音院境内案内図
仁王門
仁王門の石の仁王像は例を見ない巨大さです。 阿形 吽形
お経の数に合わせてある石段(296段)の登り始めには 大きな石の手と仏足石があります。
お経を唱えながら登ってくださいと書かれていますが、お経がわかりません。石段に書かれていればいいのにと・・・・
十二支霊場
石段を登っていく途中にあります。こちらの十二支の守り本尊には御真言も表示されています。
子年生まれ 千手観音菩薩
オン バザラ タラマ キリク
丑寅年生まれ 虚空蔵菩薩
ノウボウ アキャシャ キャラバヤ オン アリキャ マリボリ ソワカ
卯年生まれ 文殊菩薩
オン アラハシャ ノウ
辰巳年生まれ 普賢菩薩
オン サンマヤ サトバン
午年生まれ 勢至菩薩
オン サンザンザンサク ソワカ
未申年生まれ 大日如来
オン アビラウンケン バザラ ダトバン
酉年生まれ 不動明王
ノウマク サマンダ バザラダン センダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン
戌亥年生まれ 阿弥陀如来
オン アミリタ テイセイ カラ ウン
また、途中には秩父歌舞伎の先祖 「坂東三十郎」建立の碑があります。
鐘楼
石段を登りきると右手に鐘楼があります。初めにここで鐘をついてから参拝しましょう。(くれぐれも突き忘れたからと言って帰りに突かないでください)
鷲窟磨崖仏と弘法大師像
参道から左手のやや高いところに弘法大師像が確認できます。その手前右手には一千萬遍念仏塔があります。その右奥には弘法大師一夜爪彫りともいわれる 摩崖仏高さ約18cmの座像と立像があります。地中にも数段の摩崖仏が残っているそうで俗に十万八千仏と言われるそうです。
さらにその上方には 南無阿弥陀仏と刻まれた文字が確認できます。
観音堂
堂内中央奥に厨子があり前立観音と右手には大きな木彫りの聖観音が鎮座しています。
不浄の滝と不動明王像
観音堂の左手には 落差60mほどの滝があります。そばには不動明王の像が佇んでいます。
大師堂と慈母観音
東奥の院
馬の蹄跡と石仏群
畠山重忠の駒繋ぎ場があり馬の蹄あとが残っているとのことですが、岩肌が凸凹していて特定できませんでした。写真などで紹介してあると良いですね。
観音霊験記と御朱印
本多次郎親常
親常の矢で落せぬ夢のお告げの鷲の巣の中にいわくある聖観世音の像が有りました。
墨書き 鷲窟山、聖観世音 観音院
三宝印 佛法僧寶
寺院情報
宗派 | 曹洞宗 |
山号 | 鷲窟山 |
寺院名 | 観音院 |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
御真言 | おん あろりきゃ そわか |
御詠歌 | みやま路を かきわけ尋ね ゆきみれば 鷲のいわやに ひびく滝つせ |
住所 | 埼玉県秩父郡小鹿野町飯田観音2211 |
電話 | 0494-75-3300 |
駐車場
お手洗い
駐車場隅のトイレ
納経所裏手のトイレ
休憩所
- 札所 1番 四萬部寺
- 札所 2番 真福寺
- 札所 3番 常泉寺
- 札所 4番 金昌寺
- 札所 5番 語歌堂
- 札所 6番 卜雲寺
- 札所 7番 法長寺
- 札所 8番 西善寺
- 札所 9番 明智寺
- 札所10番 大慈寺
- 札所11番 常楽寺
- 札所12番 野坂寺
- 札所13番 慈眼寺
- 札所14番 今宮坊
- 札所15番 少林寺
- 札所16番 西光寺
- 札所17番 定林寺
- 札所18番 神門寺
- 札所19番 龍石寺
- 札所20番 岩之上堂
- 札所21番 観音寺
- 札所22番 童子堂
- 札所23番 音楽寺
- 札所24番 法泉寺
- 札所25番 久昌寺
- 札所26番 円融寺
- 札所27番 大淵寺
- 札所28番 橋立堂
- 札所29番 長泉院
- 札所30番 法雲寺
- 札所31番 観音院
- 札所32番 法性寺
- 札所33番 菊水寺
- 札所34番 水潜寺
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