
仲仙寺チェックポイント
- 十王堂
- 千匹馬の扁額
- 観音堂内の持国天・多聞天
仲仙寺について
開創・弘仁七年【816年】
開山 慈覚大師円仁 開基・慈覚大師円仁
若き日の慈覚大師円仁が比叡山にて修行中に、「信濃の国羽広の里大神護山に観音利生の道場あり、観世音菩薩の像を作り奉れ」という霊夢を得て、当地に赴き、山中にて霊木を求め、観世音菩薩像を刻み、奉安されたのがこの寺の開基です。
その際に余った木片に写経をし、山中に収めたので、以降この山を【経ヶ岳】と呼ぶ由縁だそうです。
仲仙寺は信濃三十三観音霊場のほかに伊那諏訪八十八霊場第一番札所、中部四十九薬師霊場第十五番札所にもなっています。
仲仙寺案内図

神願様

参道にあるサワラの大木に渡されている神願様はワラでつくられた蛇の神様で、所願成就・無病息災・家内安全などを祈り祀られているようです。
神願様をくぐり抜けていくと右手に秋葉大権現・金毘羅大権現・三峯大権現などの石塔が並んでいます。
さらに進むと右側に庚申塔や廿三夜供養碑などが佇んでいます。
その先には桜木地蔵尊・青空地蔵尊が祀られています。
仲仙寺仁王門

木造金剛力士立像(阿形像・吽形像)
伊那市仲仙寺の仁王門に安置されている金剛力士(仁王)像一対は、造高各260cm、檜材を用い寄木造り朱彩色で玉眼がはめ込まれています。全体の調和・均衡がとれ、堂々とした室町時代の貴重な彫刻です。
阿形像(密迹金剛)左腕を上にし、ひじを曲げ鈷杵(仏法を守る武器)を握ります。右腕は下方に向けて五指を開き、掌を地面で抑えるように力強く伸ばします。 衣装の上部を折返し、衣装の裾をひざ頭から右後方にひるがえし、左脚に重心を置き、右足を斜め前方に踏み出す姿勢で箱型の台座上に立っています。
顔つきは両眼を見開き、口を開け上下歯を見せる怒りの表情です。
吽形型(那羅延金剛)左腕ひじを後ろに引き、腰元で拳を握りしめ、前方に押し出す形で、右腕はひじを曲げ、五指を開いて掌を前方に向けます。衣装の裾をひざ頭から左後方にひるがえし、右脚に重心を置き、左脚を斜め前方に踏み出す姿勢で箱形の台座上に立ちます。
顔つきは両眼を見開き、口を閉ざした怒りの表情です。
十王堂(閻魔堂)


閻魔大王さま以外の十王は石造のようです。後ろにはお地蔵様が6体、格子天井にはたくさんの家紋でしょうか描かれています。
巣立ち観音

山門


仲仙寺観音堂


本堂外陣には千匹絵馬など五十余面の絵馬が奉納されています。このうち十三点は伊那市文化財の指定をうけているそうです。
木造持国天 多聞天立像
本堂(観音堂)の本尊厨子の両側に安置してあり、 持国天は像高167cm多聞天は150cmの立像です。
持国天は檜材寄木造り、胡粉地彩色、玉眼嵌入。
兜を冠り、唐革甲を着け、左膝を屈し両足で邪鬼を踏んでいます。
頭部は前後を縦に矧付け、首柄で体部に押込みます。体部は前後縦に矧付け両肩先、肘先、手首先矧付け両足先も矧付けとしています。
多聞天は、品質、構造は殆ど持国天に同じです。但し玉眼を欠 失して小板でとめています。この像の作者年代等不明ですが、 造立は鎌倉時代と推定されます。
二天のそれぞれ首柄の部に墨書があり「藤宝寺二天之事 本堂願主金剛仏子賢宗 二王建立之時修理彩色奉所也 文亀元年辛酉壬六月吉日成就」と記されています。藤宝寺というのは 仲仙寺の前の寺号です。この像において寄木法は鎌倉時代通有の手法に依っていて、顔貌・形態共に鎌倉様で、写実に 勝った作品です。殊に天衣の彫り強く稜もかなり高く力強 い量感のある像です。但し文亀元年以後においても度々修理彩色が行われ、かっての像容を損している点が惜しまれます。
観音堂裏には西国33観音石仏などが並んでいます。
鐘楼

薬師堂

観音堂の裏手にある薬師堂から先に進むと四国八十八ヶ所霊場本尊石仏が佇んでいます。
さらに慈覚大師塔や弘法大師像が祀られています。
本堂(観音堂)週辺に奉られている石仏は、四国八十八ヶ所霊場本尊石仏を文化二年に奉安して、四国の霊場巡拝代参を行なえるようにしたものに始まります。のちに観音信仰により、西国三十三番、坂東三十三番、秩父三十四番の百観音が奉られ、かってはこの裏山展望台付近までの広範囲にわたって安置されていました。しかし明治維新頃この付近一帯に集められ、その時札所の石仏が混合奉安されてしまったため、現在ではどの石仏がどの札所のものか分からなくなってしまっています。
御朱印

宝印 蓮華座に火炎
中央に本尊十一面観音の種子「キャ」
墨書 羽広山
十一面観世音
仲仙寺
納経所

寺院情報
| 宗派 | 天台宗 |
| 山号 | 羽広山 |
| 寺院名 | 仲仙寺 |
| 御本尊 | 十一面観世音菩薩 羽広観音 |
| 御真言 | オン・ロケイジンバラ・キリク・ソワカ |
| 御詠歌 | 遥々と 登り向かえば 仲仙寺 いつも絶えせぬ 松風の音 |
| HP | https://chusenji.or.jp |
| 住所 | 長野県伊那市西箕輪3052 |
| 電話 | 0265-73-5472 |

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