秩父札所八番 西善寺

 山門から、石段を下りていくと右手にコミネモミジ、正面に本堂があり、この高低差が美しさと観光特有の空気感を醸し出しています。

西善寺さいぜんじチェックポイント

御朱印目的だけで訪れると見ておきたいところに気付かず帰ってしまいます。
西善寺で是非見てほしい場所や建物をリストアップしましたので拝観の参考にしてください。

  • 県指定天然記念物のコミネモミジ(おすすめ)
  • 本堂欄間にある中国二十四孝のうちの八話(おすすめ)
  • 堂内にある秩父三千女
  • なで仏
  • 如意輪観音
  • 本尊・阿弥陀三尊像
  • 恵心僧都作と伝えられている十一面観世音菩薩
  • 11月23日 秘仏毘沙門天開帳

西善寺について

 本尊の十一面観音像は秘仏で僧都の作とのこと。開基は旅僧で開山は臨済宗円福寺の大三世竹印和尚というそうです。本堂は文化7年の建立です。 
 西善寺では教育委員会の寺院紹介看板が見当たらず、言われ等わからないのですが、札所連合会の情報によりますと、ここは観音霊場でありながら阿弥陀如来による救いを説いていることより阿弥陀三尊を祀ってきた。
 現在は禅宗の寺院ですが、以前は浄土系か天台宗系の寺院だったらしいとのこと。
 札所巡りのHPによりますと、本堂は軒唐破風の向拝を配した寄棟造りで、向拝から入ると方形の土間があります。中央に十一面観世音を祀り、右側に阿弥陀三尊仏が祀られています。秩父札所8番の阿弥陀様は無限の幸せを与えて下さります。当山でご祈祷した肌着を着用すると、下の世話にならず長寿が保たれ安楽往生できるといいます。

西善寺境内案内図

境内図

西善寺境内の案内図、チェックポイントです。だいたいの位置を図にしてみました。どこにあるのかわからない、見過ごしたなんてことの無いように作りましたので参考にしてください。

山門

山門の柱には「東国花の寺百ヶ寺」の札が掲げられています。
右手には「当山は霊場につき物見遊山ものみゆさんの者、酒気帯びの者境内に入ることを禁ず」とあります。物見遊山とは気晴らしに見物や遊びに行くことだそうです。観光はダメってことでしょうか?

山門左手には、厳禁となる事が掲示されています。
一、張札張紙
一、歩行喫煙
一、動植物採集
一、柵内への侵入
一、写真撮影(御朱印参拝者以外)

2度目の参拝時にこの看板に気がついて慌てて納経帳をバイクに取りに戻りました。
その時ほかにも訪れている人がいたので見ていましたが、納経されずコミネカエデを撮影して帰っていきました。それだけここのコミネカエデは有名なのですね。

くぐり抜けて反対側から見た山門

こみねかえで

県指定天然記念物ということで、とても大きく立派なこみねかえでです。
他の資料やホームページではコミネモミジと紹介されています。樹齢は約600年とのことです。
秩父札所連合会のホームページには「コミネモミジの新緑の頃と紅葉の頃には、ご朱印をされない方は200円の拝観料が必要となる。」との掲載が・・・
入口の看板と異なるけど・・・維持管理にはいろいろご苦労があるのだと推測します。
西善寺のホームページに詳しい情報がありました。(令和4年3月1日現在)
紅葉シーズンについて
拝観目的の方 100円 撮影目的の方 200円(三脚使用 300円)
札所参拝並びに御朱印のある方には拝観料は必要ないとのことです。
紅葉拝観時間 9:00~15:30 厳守とのこと
毎年、カメラマンのマナーの悪さに困っているようですね、注意書きされています。
見ごろについては最新情報に掲載されるようですので、参考にされると良いと思います。

六地蔵

こみねかえでの下で休んでいるような六地蔵さまたち

なで佛

なで佛

山門をくぐり抜けて下りきった左手で迎えてくれます。身体の悪いところを撫でてください。

如意輪観音

意のまま願うままに
富貴、財宝、智慧、勢力
威徳を授けて下さる
観音さま です。

本堂

本堂には恵心僧都作と伝えられている札所本尊の十一面観世音菩薩は秘仏で珍しく坐像となっています。別名持山観音とも呼ばれているそうです。また、本尊・阿弥陀三尊像が安置され、阿弥陀如来を中央に左に観世音菩薩、右に勢至大菩薩が配されてボケ封じ・健康長寿・安楽往生の寺として信仰されています。入口左手には薬師如来坐像、正塚婆しょうづかのばば、布袋さまが祀られています。
また、堂内の欄間には、中国故事「二十四孝」のうち8話(しゅん郭巨かくきょ剡子ぜんし王祥おうしょう唐夫人とうふじん陸績りくぜき楊香ようこう孟宗もうそう)を題材にした彫刻が施されています。
解説したパネルが右手にありましたので、しばらく読みふけってしまいました。

観音霊験記と御朱印

秩父三千女の絵は堂内に掲示されており撮影不可のため、13番札所の経蔵内に掲示している霊験記を代わりに掲載しました。秩父三千女に書かれている内容は、要約してつくられているようですね。

唄念佛
當寺の本尊は恵心僧都の作にして又弥陀の三尊もあり
今はむかし兵亂屡おこりて神社佛閣も廃衰せしとき
一人の旅僧来りて里人にむかひて
當寺の詠歌は何といふと
聞きけれバ取あへず大音に節をつけて唄ひおわりて
かくの如く面白くむかしはうたひて順禮せしとおしゆ旅僧悦びて
あらかしこしその順礼歌は他に勝れたれば忘るゝことなかれ
最早兵乱も志づまりて太平に復し永く佛乗起る□と志めして失せ□ふは
是圓通大士の應化に在せば間もあらず泰平となりて繁昌すること不思議の霊験なり

□部分は良くわかりませんでした。

唄念佛 (秩父三千女での文章)
むかし兵乱があった後、観音菩薩が旅の僧に化身して現れ、里人に寺の詠歌を訊ねた。
里人は大きい声で節をつけて面白く歌って見せると旅の僧はそれを称賛しその歌が世に平和を導くだろうと告げて消えた。

納経所

墨書き 清泰山 十一面大士 西善寺
三宝印 佛法僧寶

御朱印を書いてくださった若いご住職は観光客の行動などに心労がたまっていたのか、やや不機嫌な感じの印象でした。一度目はコロナ禍のため納経所に入ったのち扉を開けたままにしたら、閉めてくださいと言われました。二度目に訪れた時は本堂左手に祀ってある仏像について尋ねたところ正塚婆と教えてくださったのですが、私が奪衣婆のことですか?と尋ねたらそうとも言いますが・・
ここで会話が終了してしまいました。
いろいろ、いやな思いをしてるのでしょうね。
大変かと思いますが、頑張ってください。

寺院情報

宗派臨済宗南禅寺派
山号清泰山
寺院名西善寺について
御本尊十一面観世音菩薩
御真言おん まか きゃろにきゃ そわか
御詠歌ただ頼め まことのときは さいぜんじ きたりむかえん 弥陀の三尊
住所埼玉県秩父市横瀬町根古谷598
電話0494-23-3413
公式HPhttps://www.saizen.or.jp/

駐車場

コンクリートで整地されている駐車場です。

お手洗い

駐車場の端に建てられた公衆トイレです。

休憩所

本堂脇に作られた休憩ベンチ

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