長泉院

秩父札所二十九番 長泉院

日本有数の石札が残ることから石札堂とも呼ばれる長泉院です。この札所にある石札は他では見ることができない貴重な資料ですので是非お見逃しなく。
ざっくりなイラストですみませんが、ご住職に聞いて石札の置いてある場所を教えていただきました。
(2022.9.11時点)

堂内図

長泉院ちょうせんいんについて

 元正天皇のころ山麓の淵から不思議な灯がもれ、そこへ十余人の僧が来て小笹の茂る岩屋の中から聖観音像をみつけ堂宇を建立し安置したそうです。現存する本堂は文政のころの再建と言われています。もとは岩山の崖の下にあったそうですが、火災のため現在の場所に移築されたと伝えられています。

石絵
達磨大師など石に絵が描かれている

長泉院の見どころ

長泉寺境内案内図

境内案内図

よみがえりの一本桜

よみがえりの一本桜

豊川吒枳尼真天

豊川吒枳尼真天堂

豊川吒枳尼真天の裏側の庭園が素晴らしく 枯山水 苔むした庭園はきれいに手入れされています。
豊川吒枳尼真天については公式サイトをご覧ください。

秋葉堂

秋葉堂

火伏の神 秋葉大権現
御真言 オン・ヒラ・ヒラ・ケンヒラ・ケンナウソワカ
第一に我を信ずれば失火と延焼と一切の火難を逃す
第二に我を信ずれば、病苦と災難と一切の苦患を救う
第三に我を信ずれば、生業と心願と一切の満足を与う
という三大誓願が書かれています。

秋葉堂の横には 天満大神宮がありその前にはたくさんの お地蔵様がいます。また秋葉堂の左方向には 大乗妙典供養塔があります。

観音堂・正塚婆堂

観音堂
観音堂

本尊は聖観音立像で平安時代慈恵大師の作と言われています。
観音堂正面奥中央に本尊を安置した厨子があり、その手前に石札が飾られその手前に鏡が置かれています。石札は伝えによると秩父観音霊場開闢のおり紀州熊野権現より贈られたものといいます。
堂内には千社札を張り付けたデザインの天井があります。聞くところによりますと当時は天井がなかったそうですが、東京の彫師と交流がありこの天井を寄付してくれたそうです。
堂内左の間に葛飾北斎筆納額「桜花の図」文化8年があります。
また、右側の間には「花鳥の図」があります。

正塚婆堂
正塚婆堂

観音霊験記と御朱印

観音霊験記 龍女

龍女
渕より龍女現われ龍燈を捧げ十余人の巡礼を案内し岩屋の中より聖観世音像を見出し御堂を建てゝ安置せられた

御朱印

墨書き 笹戸山、正観世音 石札堂
三宝印 佛法僧寶

寺院情報

宗派曹洞宗
山号笹戸山
寺院名長泉院
御本尊聖観世音菩薩
御真言おん あろりきゃ そわか
御詠歌わけのぼり むすぶ笹の戸 おしひらき ほとけをおがむ 身こそたのもし
住所埼玉県秩父市荒川上田野557
電話0494-54-1106

駐車場

駐車場

お手洗い

お手洗い

休憩所

休憩所

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