神門寺

秩父札所十八番 神門寺

回廊にある観音様と繋がれた手綱にふれながらお祈りします。

神門寺ごうどじについて

村人がこの地の神社で再建のために神楽を奉納しているとき、巫女霊場(寺)にせよという霊感があった。そこで安阿弥によって刻まれた聖観音像を本尊として安置し霊場としたそうです。寺名は神社にあった榊にちなんで名づけられたそうです。

この札所はもと修験寺で神戸山長生院と云い今宮坊に属して栄えたと云われています。多くの建物があったそうですが江戸中期に焼失しその後観音堂のみ再建されたが今の堂宇は天保のころ造られたものといわれているそうです。

 

神門寺の見どころ

神門寺境内案内図

境内案内図

神門寺境内の案内図、チェックポイントです。見過ごしたなんてことの無いように作りましたので参考にしてください。

ニコニコ地蔵

お地蔵様の御真言「オンカーカーカビサンマーエーソワカ」をある和尚さんがわかりやすく「オンニコニコハラタテマイソセソワカ」と唱えたそうです。

蓮華堂

入口左手より 勢至菩薩・阿弥陀如来・聖観音菩薩(阿弥陀三尊) 中央左手より普賢菩薩・釈迦如来・文殊菩薩(釈迦三尊) 右手奥より虚空蔵菩薩・大日如来・薬師如来が鎮座しております。

不動堂と石仏群

不動堂の横には巳待供養塔、石仏、馬頭尊、巳待供養塔、庚申塔があります。

観音様と十三重石塔

観音様の足元にもご注目ください。(現地でのお楽しみに)

本堂

堂内向かって左には阿弥陀如来・中央に聖観世音菩薩立像(厨子の中)右側には釈迦如来が安置されています。天井には水・花・龍・虎のほかに人物(仙人?)が描かれています。
また、堂内にはたくさんのおさるさんが吊り下げられています。
このおさるさんは納経所にて聞きますと、午年に奉納され災いや病気などが去るようにと祈られているとのことです。また、猿は子育てが上手いということもあり、子の成長を祈願しているということもあるそうです。
本尊は聖観世音菩薩立像で両手に蓮華を持つ珍しいお姿で高さ102cm室町時代の作といわれているそうです。

正面虹梁に森玄黄斎作の揮毫、彫刻になる扁額

向拝には亀の彫刻が施されています。

回廊巡り

右側に下がっている手綱が、ご本尊の聖観音菩薩さまのお手に結ばれています。
左側には千手観音菩薩・勢至菩薩・虚空蔵菩薩ほか鎮座しています。

観音霊験記と御朱印

巫女の神託

巫女の神託
昔、この地域に神社があって大きな榊があり、その枝が左右に分かれて空に伸び結びあい楼門に似たところから神門と称したといいます。年を経て木も枯れ神社のすたれるをみて里人これを再建せんと神託にうかがえば不思議にも巫女を通じて寺にせよとお告げがあり、里人はここに大悲観世音菩薩を安置し国家の安泰を祈り永久霊場にしたと云う縁起があります。

墨書き 白道山 正圓通大士 神門寺
三宝印 佛法僧寶

寺院情報

宗派曹洞宗
山号白道山
寺院名神門寺
御本尊聖観世音菩薩
御真言おん あろりきゃ そわか
御詠歌ただ頼め 六則ろくそくともに 大慈をば 神門ごうどに立ちて たすけたまえる
住所埼玉県秩父市下宮地町5-15
電話0494-25-0598

駐車場

お手洗い

休憩所

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