観音堂
木像 東小川大御堂の観音像
この聖観音菩薩は檜の一本彫で像高107cm 光背の高さ135cmである
光背に「文明十八丙午年三月十一日 和泉」の墨書銘があり 造像年代の文明十八(1486)年と作者名の和泉が明らかである点で中世彫刻、とくに室町時代中頃のものの典型として重要な作品である
また同様な像が日光中禅寺にもあり 立木仏信仰の分布を知る上からも学問的に貴重な意味を持つものである
像を納めてあった旧大御堂に正和三(1314)年・応永三(1396)年・元亀三(1572)年・明暦元(1655)年・元禄四(1691)年の棟札が残されていたことなどからこの像が村民たちに大切にうけつがれてきたことが知られる(案内板より)
観音堂入口の上に古い御詠歌額があります。
「三十一番 王か蓮てハ 満堂おふみ堂 い津の世に 左ら須幾多羅怒 身と奈りぬ遍し 奉順禮秩父坂東西國今者己満足處」(御詠歌のルビをつけた漢字の部分は変体仮名が使われているためもとになっている字をあてました)
御詠歌額の右側にご本尊の写真が掲げられています。
県指定重要文化財の聖観音菩薩拝観希望の方は佐記に連絡くださいとの表示がありますが、左記の字が違っているせいか左記の表示(連絡先)がありません。
観音堂の左手前に 御詠歌碑があります。
「わ可れては ま多大御堂 いつの世に 去ら須来たらす 身と奈りぬへき」
石仏群
階段を登った右側に百番供養塔(横には札所観音と刻まれているようです)・馬頭観音・馬頭大士等の石仏が並んでいます。
アクセス
境内案内図
札所情報
堂名 | 小川大御堂 |
寺院名 | – |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
御真言 | オン・アロリキヤ・ソワカ |
御詠歌 | わられては またあふみたう いつの世に 去らず来たらぬ 身となりぬべき わかれてハ またおふミどふ いつの世に さらすきたらぬ 身となりぬべき |
住所 | 群馬県利根郡片品村東小川 |
電話 | – |
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