沼田横堂札所二十三番 松尾観音堂

松尾観音堂

松尾観音堂への入口は観音堂より南にある東西を走る道路に入る道があります。平出ダムから来る道沿いからは観音堂へは行けません。

清水の松尾観世音
この松尾観世音は、千手観音座像で利根三十三ヶ所観音の第二十三番に当たる。「尋ね来て結ぶ清水が残ぎわに光りまつうのちがい頼もし」という御詠歌がある。 西国や坂東・秩父などの三十三ヶ所百番を巡るかわりに村人はもちろん、郡内篤信の善男善女小菅笠・手甲脚絆に身をかため幾山坂幾谷を越えてこの観世音に跪づいて現世の安穏と後世の御利益を祈った。大同年間(806年~810年)に砂川から本尊千手観音が流れ来て清白(現在の平出ダム)に埋まっていたのを村人が掘り出し、清水の地へ奉安したという。
この観世音は洛陽住大宮方本掛大仏師 武田将監正吉の銘あり。(案内看板より)

松尾観音堂

松尾観音堂

観音堂の間口・奥行きとも3間半の入母屋造りです。

松尾観音堂

中央の扁額はよくわかりませんが円通尊と書かれているのでしょうか。

観音堂は扉となる部分はサッシにリフォームされたようです。正面から内部は見えませんでしたが、雨戸が動かせたので少し開けて 内部を見ることができました。
中央にはとても立派な厨子が置かれています。上部には観世音と書かれた扁額があります。

石仏群

地蔵菩薩

参道途中の両脇に庚申塔があり、左右に六地蔵が3体ずつあります。右側には馬頭大士・馬頭観音・百番供養塔・大勢至菩薩・如意輪観音・地蔵菩薩と並びます。
左側には青面金剛・地蔵菩薩・南無阿弥陀仏・地蔵菩薩・六十六部供養塔・薬師如来・愛宕山・大乗妙典六十六部・石塔と並んでいます。(墓石は除きました)

アクセス

境内案内図

境内案内図

札所情報

堂名松尾観音堂
寺院名
御本尊千手観世音菩薩
御真言オン・バザラ・タラマ・キリク
御詠歌尋ねきて むすぶ清水の 磯ぎわに 光まつおの 誓いたのもし
たつね来て むすふ清水の いてきわに ひかりまつうの ちかいたのもし
住所群馬県利根郡昭和村生越232−1
電話

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