沼田横堂札所五番 駒形山観音堂

駒形山観音堂参道

駒形山観音堂は、たくみの里からおにぎりのように見えている岩の付け根あたりにあります。野仏めぐりの一つ「一之宮地蔵」の少し南の道を西へ向かって進んでいきます。車だと駐車できるような場所はありませんので、かなり歩きますが、あらかじめどこかに駐車してから目指すのが良いと思います。途中馬頭観音さまを右にみてまっすぐ進んでいくと浄水施設が左手にあります。そこから 少し進むと分岐があり木の板が右を案内していました。(文字など確認できません)ここを右手に進めばあとは、道なりに山をジグザグに登っていくだけです。
山道には落ち葉がかなりあり、こちらもヤマビルにはかなり注意が必要です。

途中石仏がありますが、更に進むと上の写真のところにたどりつきます。
石段向かって右手には閻魔大王が鎮座し、左側はおそらく三途川婆(奪衣婆)と思われます。(左手に着物と思われるものを持っています)

この石段を登りきれば目的の観音堂です。

駒形山観音堂

駒形山観音堂

観音堂は測ってはいないのですが、見た感じ間口2間半・奥行きも2間半ぐらいのようです。朱塗りが山の中でひときわ映えます。

駒形山観音堂扁額

観音 堂内は扉上部の格子から覗くことができます。中央の厨子は開かれていて、観音様らしき仏像を確認できます。
上部にある額は棒が邪魔で見えない部分がありますが「横堂五番駒形山 奉納西国坂東秩父為二世安楽 四国八十八箇所 のの道 おしえんために こかたと あらハれいつる 身ぞた乃もしき 寛政元年」と書かれています。
両隣にはきれいな彫刻が施され、左下には絵馬が並べてあります。中央には茶碗が裏返しておかれその左奥には鳥居の形のものが立てかけられています。
国土地理院の地図を見るとこの場所には神社の印がついています。

石仏群

地蔵さまと七夜待供養塔

ジグザグに登る参道の途中にあるお地蔵さまと左にある石塔は「奉結願七夜待供養塔」と刻まれその上には阿弥陀如来の種子「キリーク」が刻まれています。現在は苔むしていて文字が読みづらいのですが、「偏平足」というブログを書かれている方が2017年6月に撮影されたときの写真は文字がはっきりわかります。

駒形山(高畠山の中腹)

駒形山

駒形山観音堂から見たおにぎりの形をした高畠山の岩山(案内板には駒形山と紹介されていました)

アクセスマップ

境内案内図

境内案内図

札所情報

堂名駒形山観音堂
寺院名
御本尊馬頭観世音菩薩
御真言オン・アミリトドバン・ウン・パッタ・ソワカ
御詠歌法の道 をしへん爲に 駒形と 顯はれ出る 身ぞたのもしき
のりのみち おしゑん爲に 駒形の あらハれ出ル 見こそたのもし
住所利根郡みなかみ町須川
電話

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